第29回日本腹部放射線学会
会長 竹原康雄
浜松医科大学医学部附属病院 放射線部
２０１５年第２９回日本腹部放射線学会のお世話をさせていただくことになりました。非常に光栄に存じますとともに、身の引き締まる思いでございます。
腹部放射線学会は実臨床に則した勉強とトレーニングの場として大いに発展を遂げてまいりました。今回も、その基本的な役割を継承しつつ、会員の先生方が気分的にも、診療技術や知識の面でもリフレッシュしてお帰りになれるように工夫を凝らして準備を進めさせていただいております。
ご当地浜松は徳川家康が６０年の隠忍の中で、後の徳川幕府３００年の礎を築いた土地として知られており、浜松市はイメージキャラクター“出世大名・家康君”を売出し中です。もともと進取の気性に富んだ地区で、スズキ、ホンダ、ヤマハ、浜松ホトニクスなどをはじめ、数多くの優れた産業と創業者を輩出している土地でもあります。
自然環境にも恵まれ、西にマリンスポーツ、たきや漁、舘山寺温泉の浜名湖、南に大凧揚げ合戦で知られる中田島砂丘、東に足をのばせば、遠洋漁業の基地の焼津漁港、富士山を望む久能山東照宮などもございます。食のほうでは、うなぎは勿論、“すっぽん”や“どうまん蟹”、焼津のマグロなども一度はご賞味いただく価値があろうかと存じます。
勿論今回も、この日のために日頃のトレーニングを積まれましたスポーツ愛好家の先生方のために、恒例のサッカー大会やテニス大会も企画しております。
さて、今年は特に、大分大学の森宣教授のお世話でアジア腹部放射線学会が併催され、海外の先生からの御講演やご発表も多数予定されており、発展著しいアジアの友人を増やし、我が国の放射線医学がアジアと連携して発展してゆく良い機会でもあります。是非、お誘い合わせの上、おひとりでも多くの会員の先生方のご参加をお願い申し上げます。
それでは、浜松でお会いしましょう。
２０１４年盛夏 季節感の無い読影室にて
