第38回日本腹部放射線学会を2025年6月27日(金)と28日(土)の両日、兵庫県立淡路国際夢舞台国際会議場にて開催する運びとなりました。伝統ある本会に携わることができますこと、たいへん光栄に存じます。
本学会は前身の腹部放射線研究会の時代より、症例を一つずつ丁寧に分析しすることに定評があり、若きもベテランも惹きつけるところです。時代とともに疾患概念は変遷し、機器の進化があり、現場の環境は変わります。それでも、画像所見と病理所見を対比してひもといていくことは、変わらない画像診断学の真髄ではないでしょうか。本年も腹部、骨盤領域の一般演題、エキスパートによる病理コメント、基調講演、セミナーを通して、ご一緒に存分に考え抜いていければ、と思います。
淡路島は国生み神話で、イザナギとイザナミが夫婦になってから最初に産んだ島と伝えられます。日本遺産の一つでもあります。現在では北に明石海峡大橋、南に大鳴門橋で本州および四国と連絡しており、島ならではの特別なリゾート感と利便性が共存します。古代、御食国(みけつくに)と呼ばれた淡路島グルメは健在で、淡路牛、たまねぎ、鯛をはじめとする豊かな食に恵まれています。少し足を伸ばせば洲本温泉、南あわじ温泉郷で日頃の疲れを癒せるでしょう。ぜひ、よく学び、よく遊んで、明日からのよき仕事の一助となりますよう願っております。
本年は第12回アジア腹部放射線学会(会長 村上卓道)との共催です。瀬戸内は古代よりアジアとの重要な海路でした。会場の淡路国際夢舞台は、安藤忠雄氏のデザインによる建築で、淡路島の自然を活かした過ごしやすいところです。アジアとの連携をより一層深め、放射線医学を共に発展させてゆく良い機会であると信じます。
多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第38回日本腹部放射線学会
会長 今岡いずみ
神戸大学大学院医学研究科 放射線医学分野 先進医用画像診断学部門