第32回日本腹部放射線学会を2018年5月25日(金)と26日(土)の両日、神奈川県鎌倉市の鎌倉プリンスホテルにて開催させて頂きます。
日本腹部放射線学会は、画像病理対比をベースとして症例検討をする学会です。近年、画像診断の進歩は著しく、学ぶことが非常に多くなっていますが、医学の基本は症例検討にあり、放射線科学の根底が画像病理対比であることは論を待ちません。その意味では、医学がどのような進歩を遂げてもこの学会の重要性は変わらないように思います。前身の腹部放射線研究会は奈良医大の打田日出夫先生が設立され、1990年に第1回研究会が秋田で開催されたときのことは今でもよく覚えております。それ以来、留学中を除いて毎回出席してきた私にとりまして、当番会長を担わせて頂くことは大変光栄なことでございます。
さて、鎌倉で画像関連の学会が開催されるのは初めてではないかと思います。鎌倉プリンスホテルは湘南海岸に面しており、鎌倉と藤沢を結ぶ江ノ電の中間点にあります。会場のカーテンを開けると七里ヶ浜の海と江之島を一望することができます。
初日の懇親会では、バンドの方々にサザンオールスターズや松任谷由実の湘南もしくは海にゆかりのある曲を演奏して頂きますので、耳でもこの土地を楽しんで頂けたらと思います。そして、長年理事長を務められました森宣先生にご退任のご挨拶を頂きますので、ポスターセッション終了後ぜひご参加ください。
会場から少し足を伸ばせば、稲村ヶ崎、極楽寺、長谷大仏、由比ガ浜、鶴岡八幡宮、建長寺など訪れてみたいスポットが目白押しです。観光地として魅力あふれる鎌倉ですので、学会終了後にはぜひ観光の方も楽しんで頂ければと思います。
2日間の会期中は、どこか懐かしさを感じる江ノ電に揺られて、相模湾を見ながら会場にお越し下さい。“江ノ電で行く腹部放”への多くの方々のご参加をお待ちしております。
第32回日本腹部放射線学会
会 長 陣崎 雅弘
慶應義塾大学医学部 放射線科学教室(診断)